内田敬介/著 A5判並製 122頁 2020年1月
定価 1500円+税
1970年代に有機農業運動が起きた時代背景、展開過程について熊本県を中心に調査・研究し、有機農業運動とは何かを明らかにした。
【目次】
はしがき
有機農業運動(草創期)の記録―熊本県を中心に―
はじめに
1.有機農業運動が起きた歴史的背景
(1)農業基本法農政と農業・農民
(2)反公害運動の影響
(3)農民の健康意識の変化
(4)中山間地農業・農村の危機
2.熊本県における有機農業運動の発生と展開(草創期)
(1)矢部町農業協同組合の取組み
(2)熊本県有機農業研究会の発足
(3)「第一回いのちと土を守る大会」
(4)熊本県有機農業流通センターの設立
(5)第三回全国有機農業大会
3.有機農業運動の歴史的意義・位置付け
(1)有機農業とは何か
(2)有機農業運動とは何か
(3)有機農業運動と農民運動との位置付け
おわりに
〈参考資料〉
1.〈昭和三九年度病害虫防除指導要領及び防除基準―熊本県農政部〉抜粋
2.熊本県有機農業研究会規約
3.熊本県有機農業研究協議会理事名簿(1988年現在)
4.日本有機農業研究会結成趣意書
5.農民と消費者とが手を組み有機農業運動に取り組んだ背景(聴き取り調査:2003年4月~2004年5月)
6.有機農業運動参考文献より抜粋
7.第三回全国有機農業大会日程
8.有機農業運動に関する略年表
参考文献
追補「東日本大震災地を訪ねて」―東京電力福島第一原発被災地相馬市・南相馬市・飯舘村を中心に―(2011年6月8日~12日)
あとがき