堤 克彦/著 A5判並製 336頁 2019年9月
定価 2200円+税
女子教育や女性の地位向上に尽力した、個性豊かな熊本の女性たち。幕末・近代を力強く生き抜いた「ハンサム・ウーマン」は、どのようにして思想的近代化を成し遂げ、社会的自立を実現したのか。資料の少ない「女性史」に焦点をあてる。
【目次】
まえがき
プロローグ ―「女性史研究」と「熊本の猛婦」
三村鶴子―矢嶋四賢婦人の母
竹崎順子―矢嶋四賢婦人(三女)熊本女学校一筋
徳富久子―矢嶋四賢婦人(四女)蘇峰・蘆花の母
横井つせ子―矢嶋四賢婦人(五女)横井小楠の妻
矢嶋楫子―矢嶋四賢婦人(六女)女子学生と婦人矯風会
横井玉子―私立女子美術学校創立者
徳富愛子―徳冨蘆花の妻
久布白落実―矢嶋楫子の名補佐
嘉悦孝子―嘉悦学院創始者
前田卓・槌―前田案山子の娘たち
エピローグ―ハンサム・ウーマンの「明治維新」
あとがき