上田穣一/著 熊本近代史研究会/発行
A5判並製 488頁 2019年8月発行
定価本体7,000円+税
目次
一 熊本の労働運動概観
黎明期の労働問題と労働者運動
戦前の労働運動
二 明治期の社会運動
「熊本評論」創刊前の熊本における社会主義運動
「熊本評論」と人力車夫同盟会について―初期社会主義と大衆運動―
平民社と「熊本評論」
「熊本評論」と労働問題
熊本社会運動史における「熊本評論」
「熊本評論」との出会い
熊本評論社を探して
「熊本評論」に見る人物群像(松尾卯一太、新美卯一郎、佐々木道元、飛松与次郎、松岡悌三、首藤猛熊、松尾倭久(静枝)、松隈勇、志賀連)
「熊本評論」関係者の経歴等について
四人の墓
熊本における研究動向
熊本県魚貫炭坑の暴動―明治42(1909年)―
田添鉄二
「国歌としての『君が代』と松岡荒村」
今いましらの春やこむ―熊本の社会主義者―
三 大正期の社会運動
熊本における大正期の社会運動
米村鉄三について―大正中期の熊本社会運動―
地方都市における1920年代前半の労働運動の展開―熊本市電を中心に―
熊本県下の水平社と運動
学生運動
東京帝大新人会と熊本
学生社会運動の機関誌―新人会と建設者同盟―
四 昭和期の社会運動
県下の小作争議と小曽部争議について
熊本県小作争議年表
《座談会》戦前の社会運動を語る
昭和7年の「7・13」および昭和8年の「2・17」の大弾圧について
松村三夫についてのメモ
藤本豊喜の遺稿について―「忘れ得ぬ人々」―
〈書評にかえて〉坂田勝と戦前労働運動
戦前の教育と教育運動
熊本県下に於ける戦後労働運動の再生
激動期・労働運動の再出発
在野の近代史研究者・上田穣一 水野公寿