冨田啓一郎/著 A5判並製416頁 定価3000円+税
発行/熊本出版文化会館 発売/創流出版株式会社
装丁/中川哲子デザイン室
大正デモクラシー期に鋭い政権批判によって名を成した熊本出身の新聞人・鳥居素川(とりい そせん)。その記者ひとすじの生きざまを追究した。
Ⅰ 生い立ち
Ⅱ 済々黌のころ
Ⅲ 上京、ドイツ学に専念
Ⅳ 日清貿易研究所に転ず
Ⅴ 雌伏の京都時代
Ⅵ 新聞「日本」からスタート
Ⅶ 「大阪朝日」に入社、大正デモクラシーへの道
Ⅷ ドイツへ社費留学
Ⅸ 留学の成果「社会新論」を読む
Ⅹ 日露戦争 主戦論と講和反対
Ⅺ 発議した漱石招聘、信念が親交結ぶ
Ⅻ 素川と西村天囚の確執
ⅩⅢ 憲政擁護と白虹筆禍事件
ⅩⅣ 「大正日日新聞」創刊と挫折
ⅩⅤ 鳥居素川という人 思想形成の過程